パチ屋のなかの人

全て妄想話です。

イベント単発営業の終わり

こんにちは、なかの人です( ゚Д゚)

 

まだ導入して二日目ですが北斗天昇なかなか良いですね。

完全にリゼロの焼き増しみたいなゲーム性ですが目押しいらずというのがとても良く、若者だけでなく中高年ユーザーにも今のところ受け入れられている印象があります。まだ手元には自店の設定6データが数台しかありませんが、今のところは設定6だけはリゼロの6と似たようなスランプグラフを描いています。特にバトル勝率は完全自力ゲーでありながらもリゼロと同じ設定6だけ・・・でしょう。

 

さて本日はパチンコホールにおけるイベントについてあれこれとお話していこうと思います。

 

 ・単発営業はもはや古い 

 先日、自店近くにあるライバル店が大規模なプロモーションをかけた上で相当の赤字を打ったイベント日を1日作ってきました。実際に私も競合店視察で店内に行ってみたのですが、スロットはメイン機種は3台に1台は設定6、バラエティですら相当の高設定を使っているんじゃないかと思われるほどの圧倒的出玉感、パチンコも北斗無双や海は相当回っており、自店でよく見かける打ち子グループが遊んでいました。恐らく店全体で2~300万の赤字営業。

 

「これは明日からうちの客がごっそり奪われる。対策を早急に立てなければ!!」と警戒していたのですが、次の日夕方ころに競合店に行ってみると昨日あんだけいたパチンコ打ち子グループが一人もおらず、スロットも閑散としていました。一応釘を見てみましたが15回るかどうかの釘で昨日のそれとはまったく別物。スロットも設定6はおろか中間設定すらない・・・。昨日は夢物語だったのか?と思わせるほどの変貌ぶり。

この状況を見てふと思ったわけです。

「この店はまだイベント単発営業をしているんだ。古いなー」と。

 

 ・イベント規制後の営業

十数年前にイベント規制が全国的に敷かれ、数年前から来店系なども規制され本格的にイベントが打てない時代になりつつあります。ホールもそれに合わせて営業の仕方を変えていっているはずなんですが、未だに近隣の店舗を見るとイベント一発屋営業のスタイルをしている店が多いことに正直驚いています。

数年前であれば、1カ月のうち半分以上をライター来店や取材系などで埋めてとにかく「集客」に特化し、そこで売り上げを作るのが当たり前だったんですが段々とイベントが打てなくなり、さらにSNSが発達した結果イベントを打っても集まってくるのはプロ連中やイベント周りをしている単発の客だけ。特に後半の「イベントを打っても集まってくるのはプロ連中やイベント周りをしている単発の客だけ」←これはとても重要で、イベントの存在意義そのものを問われています。

 

・イベントって、何の為にしてたんだっけ?

ここで一度原点に立ち返るのですが、そもそもなぜ昔からイベントを行っていたのか?

お客様に還元するという意味も当然あるのですが、イベント最大のメリットは「稼働を上げて売り上げを高め、利益率を落とした営業を行うことが可能になること」、「イベントを通して通常の日への来店動機を作れること」だと私は思っています。

例えば1日500人の来店客から平均して3000円づつ負けてもらって1日のノルマ粗利が150万円の店があったとします。ここにイベントを打つことで来店客を1000人に出来れば粗利ノルマ150万円達成のためには1人1500円負けで済む計算となり、利率を落とした営業が可能になります。

しかし最近のイベントを見ていると11割営業をしないといけないだとか、公約機種があるとかで、恐らくイベントによって対象機種だったり特定の日で大幅な赤字ないしは超薄利状態が生まれているのではないでしょうか。これによりイベントの負担が通常の日に回されていたり、公約以外の他の機種に負担がいっていることが容易に想像出来ます。これではイベントをきっかけに平日に来店したとしても、そこにあるのはイベントの重荷を背負った辛い状態の台しかなく、結局客はイベント日にしか行かないという選択肢になります。

イベントを行うために通常日が辛くなる。しかもイベント時に来るのはプロやイベント周りをしている客ばかり。イベントをすればするほど通常日の客がいなくなっていく。これほど本末転倒なことはありません。

 

 ・定着を見据えた施策

自店ではイベントはしていないのですが旧イベント日という扱いで何も告知しなくても稼働の上がる日が月に数日あります。もちろん稼働が普段の最大2倍になるためその日はいつもより設定を入れても大丈夫な日なんですが、赤字にするようなことはありません。基本的な考えとして「稼働が上がりそうな機種に少し色をつける程度」で抑えています。どのくらいに抑えているのかというと、旧イベント日ではない普通の日と比較して粗利の予算ノルマは気持ち少し落とすくらいです。売り上げが大きく膨らむので粗利予算少し落とすだけでも相当の還元になります。

 

これは先ほどの例で言ったように、普段500人がくる店に1000人が来たら予算ノルマは同じでも一人頭の負担額を減らせる理論に基づいています。イベントに合わせて予算額まで一気に落としてしまうと平日にシワ寄せが来てしまうことを危惧しています。旧イベント日を高稼働で動かしながらも過度には出さないことでイベントで来店した客が平日のなんでもない日に後日来店してもそれなりに楽しめる水準を維持しています。結局、イベントが完全禁止になればイベントがなくても遊びやすい、平日ベース高めの営業の店が必然的に生き残っていきます。そして私の店はこれを目指しています。

 

単純な話、20台あるリゼロに対してイベント時にリゼロ全台系をやって大赤字を出すくらいなら平日毎日設定6を必ず入れたいし、イベント日に北斗無双19回転回して平日に15回転に落とすくらいなら毎日17回以上回す運用レベルにします。「いつ行っても設定狙いが出来る店」「いつ行っても等価ボーダーは確実に回してくれる店」こういう運用により、集客→定着化へと結びつけることが出来ると考えています。というかそうしないとイベント完全禁止になった後に店が死にます。

 

 ・イベント日の集客に苦戦しないのか?

 さてこのような話をすると皆様が真っ先に思うこと、それは「旧イベント日の集客が落ちるのではないか?」という疑問。これについての答えは「旧イベント日の集客は落ちるどころかむしろ上がった」です。

 

理由は二つあります。

一つ目。平日ベースが高いことで、なんでもない日にも来店する客数が増えた。これによりイベントの信頼性が落ちて単発客が減ろうがそこまで大きく全体客数は落ちなくなった。

二つ目。イベントへの信頼を推し量る大きな材料が平日での運用レベル。普段から設定使っている店ならば自然と旧イベント日への信頼は醸成される。

特に二つ目が重要ですね。

客側がイベント日に行くか否かを決定する要因は二つあり、一つは過去の同イベントでの体験やデータ履歴、そしてもう一つは平日なんでもない日での運用状況です。普段から設定使っている店ならば仮にイベントがガセっても平日より悪くはならないだろうという安心感、そして平日からこんだけ設定入れているならイベント日はどこまで出してくるのだろうという期待感が勝手に出来上がります。逆に普段設定を入れていない店だと「平日に全然設定入っていないけど本当にイベント日に出してくるのだろうか?」という疑心暗鬼が先にきますね。 こういう微妙な行動心理が客滞などにも影響してくると考えています。

 

・最後に

11月入ってからずっと北斗無双18~18.5回転/千円で放置しているのですが連日の大黒字。

パチンコはいくらベースが高くてもヒキに左右されすぎ。。

 

 

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