パチ屋のなかの人

全て妄想話です。

まどか3大量導入は自分の首を絞めるだけの話

こんにちは、なかの人です( ゚Д゚)

 

やはり前評判通り、北斗8はダメですね。。。

さすがに初日は増台した仕置人よりは動きましたが客の回転率が非常に高い。

今月中旬に導入されるガンダムにトドメを刺されて年末にはバラエティコーナーで運用されている未来が見えます。笑 

 

さて本日は、なぜまどか3は大量導入出来ないのかについてお話していこうと思います。最後の方に初日の結果もデータ載せますのでお楽しみに。

 

・まどか3大量導入が少ない

あんだけ初代がヒットして、まどか2も5.5号機の中では聖闘士星矢に次ぐヒット。普通に考えればまどか3はどこのホールも20台規模で入れておかしくないレベルですよね。でも実際には10台以下に抑えているホールが大半です。

もちろん差枚数管理へのマイナスイメージ、アノ筐体への絶望的な信頼の無さなど色々ありますが一番の大きな理由は「単価の安さ」にあります。

 

 

・単価とは?

よく業界人の中では玉単価やコイン単価と呼びます。

これらを知らない方向けに話す時は「単価が高いほど一撃性がある、単価が安いとマッタリ系」などと説明します。もっと単刀直入に言えば「単価が高いほど現金が入る」です。単価は設定などによって多少上下はするものの基本的にはその機種特有の数字となっていて、お店側が意図して単価を上下するような類ではありません。最初からある程度決まっている数字で営業前の段階で大体予測がつきます。

 

その機種に1日にどのくらいの現金(売り上げ)が入るのかを計算する場合、

 

その日の稼働量 × 単価 = 1日の売り上げ 

 

で算出されます。

例えば、バジリスク絆の単価は3.2円前後ですので、1日の平均IN枚数が15000枚だとしたら、15000×3.2=48000円の現金が平均して入る計算になります。これだけ聞くと「そんなに投資かかるかな?」と感じそうですが、あくまで人が入れ替わりでのトータルでの累計売上げになります。なので当然1台を一人の人間が朝から閉店まで粘ると単価は落ちます。

 

ちなみにリゼロも約3円なので15000稼働あった場合は、45000円の売り上げが見込めます。一方、まどか3の単価は2円程度となっていて、同じ稼働であれば30000円の売り上げが見込めます。

 

さて、ここからが重要なのですが例えばリゼロとまどか3双方を同じ利率10%で運用した場合、それぞれが稼ぐ粗利額はどうなるでしょうか?

 

◆リゼロ 45000円の売り上げ 10%利益 =4500円

◆まどか3 30000円の売り上げ 10%利益 =3000円

 

これがまどか3が大量導入出来ない理由です。

単価が安いということはすなわち同じ利率で運用した場合に稼ぐ金額が少ない。

 

 

・単価が高い機種と安い機種

粗利額だけで見ると単価が高い方が当然負け金額が多いのでボッタくっている印象を受けるかもしれませんが、こういう考えはどうでしょうか?

 

5%の利率でリゼロ3日運用した結果の粗利額

45000円 × 3日 × 6% = 9000円

 

10%の利率でまどか3を3日運用した結果の粗利額

30000円 × 3日 ×10% = 9000円

 

察しの良い方はこの時点で気づくと思いますが、玉単価が高いというのはそれだけで利率を落として運用することが可能になります。ちなみにリゼロを5%の利率で運用した場合、11割分岐の10台設置で毎日設定2ベースで設定456を2~3台は使えます。一方で単価の安いまどか3の場合、この稼働で10%の利率だと毎日高設定複数投入するのは厳しい。せいぜい設定2ベースにした上で設定45を1~2台といった程度です。

 

一見、単価が高いと聞くと現金投入額が多いのでマイナスのイメージがつきやすいですがその分設定を入れることが可能となり、ユーザー側においてもプラス要因に働きます。また、出玉を魅せやすいというメリットもあり、例えば5%利率でリゼロを運用したら毎日3000枚以上出す方が複数出てきそうなイメージがありますが、単価の安い機種で利率10%運用した場合、恐らく3000枚以上出す方は3,4日に一人くらいのレベルになります。全く出玉感が無いです。

 

 

・スロット全台の平均玉単価は2.3円以上

そしてこれがさらに重要なのですが多くの店で予算を組む際、スロット全台の平均玉単価は2.3円以上に設定されていることがほとんどです。去年が2.4円前後だったので今年も2.3~2.4円程度となっている店がほとんどだと思います。

つまりまどか3はその平均よりも下であり、他機種と同等の稼働では粗利額はどうしても見劣りしてしまいます。店の平均稼働よりも10%以上稼働水準を維持してようやく他機種と同じレベルの粗利額を稼げます。もちろん新台なので最初の1カ月程度は大丈夫でしょうが、2,3カ月先も平均よりも10%以上の稼働水準を維持できるのか?

ちなみに今年入れた6号機で3カ月後も平均より10%以上高い稼働実績のある機種は私の記憶が正しければリゼロのみです。もう一度言います、あんだけ6号機新台出てきているにも関わらずリゼロのみです。

 

そんな機種を大量導入したらどうなるか?

店全体の平均玉単価が下がる

→単価が低いので設定を落として粗利額で他機種と同じ水準を作る

→設定が入らなくなるので稼働が落ちる

→予算達成のために少ない客数からいつも以上に回収しなくてはいけない

あぼーん

 

単純な話、まどか3がリゼロ並みにヒットしたとしても単価が安いため、お店はそこまで嬉しくありません。リゼロは単価が3円あったのでヒットした分だけしっかりと粗利額に反映されますがそもそもまどか3は他機種よりも稼働してようやく他機種と同水準の粗利額が作れるかどうかというスタートラインに立っており、なかなか厳しい条件です。

 

・まどか3初日結果

まどか3をニブイチ設定456の強気でいったのですが初日の結果から言うと、

14割 玉単価1.3円 out19000

でした。(最高差枚+2800枚、最低差枚ー800枚)

 

普通14割と聞いたら相当の赤字なので、もしかしたらまどか3のシマはドル箱の山でお祭り状態だったのでは?と想像する方がいるかもしれませんが玉単価が安いせいで、誰一人として4箱目に手をつける方はいませんでした・・・。つまりこの機種で出玉を魅せたい場合、相当設定を入れて大赤字をたたき出さないと難しいということです。

ちなみに絆で14割だったら2台に1台以上が後ろに別積みしていますし、リゼロでの14割も似たような光景になります。圧巻のお祭り会場になるでしょう。なぜなら玉単価が3円近くあるから。

 

さて、まどか3初日の結果から言うと6号機のお手本のようなマイルド感ですが、一撃性のある機種に慣れ過ぎた今のユーザーにはまだ時期早々。恐らく1か月もたずに通路になりそうな気配がします。この前出たスロットあの花にも言えることですが単価の安い6号機は流行りません。

 

・まとめ

・まどか3大量導入するとスロット全体の単価が落ち、利率を高くせざるを得ない状況に陥るリスクを内包している。仮にまどか3が大ヒットしたとしても上記の理由から増台は非常に慎重になる。

・AT・ART機の魅力はその一撃性であり、マイルドな波を描く単価の安いAT・ART機が現市場に受け入れられるかは懐疑的。まどか3は通路になる可能性が高い

 

ちなみに本日はまどか2を全456で営業した結果、13割だったのですが完全に全台系のシマ様相になっておりました。圧巻の出玉光景とはまさにこれ!13割でこのインパクトある光景が作れる一方、14割営業でも「ちょっとベース設定高めかな?」程度の出玉感しか出せないまどか3に予算を振る理由はあるのでしょうか?

 

 ばいばい( ´Д`)ノ~

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