パチ屋のなかの人

全て妄想話です。

機種イメージのあるライターを呼んだ時にその機種に予算をつける必要はない話

こんにちは、なかの人です( ゚Д゚)

 

やはり絆撤去は大きいですね~。

依然としてパチンコよりもスロットの方が集客しているのですが、最近は単価が安くなってきたせいで営業数字に関してだけ言うとパチンコの方が10月くらいから良くなってきました(パチとスロ同台数規模と仮定すると)。しかも来年年明けの新台もパチンコが強力布陣。4→5号機に移行した時もそういえばパチンコ増台してスロット減台したなぁ・・・。

 

さて本日は機種イメージのあるライターを呼んだ時にその機種に予算をつけるべきかについてお話したいと思います。

 

 

 ・機種イメージのあるライターとは?

最近は広告宣伝規制が厳しくなっているので芸能人やライターを呼べる地域は限られてきているものの、まだまだ健在です。さらにライターといっても最近はYouTuberも多くなってきてますが、例を挙げると

(敬称略)

しん◎すけ→大都系

サ◎ケ→まどか

テ◎ナ→萌え系

髭◎人→ハーデス

て◎→聖闘士星矢、凱旋など

チェ◎男→Aタイプ

などなど、機種のイメージが固定でついている有名人が何人かおります。

つまり、これらのライターの来店を組むことは自然と「当日の指定機種を告知している」ことに繋がります。今の厳しい宣伝広告規制下で有名人を呼ぶだけで特定機種の煽りまで出来るなんて素晴らしいこと、この上なしです。

以後話しやすくするため、この機種イメージのついたライターさんたちを「機種煽り人(ビト)」と簡易的に表記します笑 

 

 ・機種煽り人を呼ぶメリット

最大のメリットはその特定機種の稼働が計算出来ることです。

設定を入れたら素直に出るし、設定入れなければ大黒字になるし、どちらにせよ稼働が一気に上がるのでそれを軸にして設定を組むことが出来ます。普段の営業では全台系をやっても反応が薄かったり、稼働はするけど設定推測しない方が打っていたりして客滞が思ったほど伸びず出玉感がなかったりするのですが、この日だけは設定推測する方が多勢ですし、機種煽り人に付随した期待感も最高になるので客滞が伸びやすく、全台系をやれば素直に圧倒的な出玉感のシマを作れます。

ただ、ここで最も重要なのは、「その特定機種への期待感はあくまでその機種煽り人によるもので、お店への期待感と必ずしも直結しないこと」です。

 

例えば普段まどか☆マギカに設定を全く使わないホールが単発の来店でまどか☆マギカに期待感のあるライターなどを呼んでその日だけ設定を使っても全くもって意味をなしません。なぜならまどか☆マギカの圧倒的な出玉を見たとしてもお客様は「このライターが来ているから。」としか感じないから。むしろ逆に設定入れなかったら「あぁやっぱりこの店は普段は低設定しか使っていなかったんだな。」と落胆さえしてしまうかもしれません。

これを防止するために、同じ機種煽り人を4周連続で呼ぶとか、あるいはイベント前日にも設定をちゃんと入れてあげることで、当日ライター来店目的で来た方が前日の履歴を見た際に「あれ?普段から設定入ってるのでは?」と思ってもらえるような仕掛けを作ることが大事。機種煽り人への期待感を店舗側への期待感へと繋げていくイメージを持って長期的な視点で施策を考えます。

なので私は営業の分岐指定をしてくるライターやイベントが嫌いです。

これらのイベントは結局来店した人ないしはイベントのブランディングに店が利用されるだけで、お店へのその後の期待感へプラスに働きづらいから。

 

機種煽り人を呼ぶデメリット

デメリットはいくつかありますが、一番大きいのはその特定機種に設定を入れて還元した場合、そのほとんどは自店の常連ではない方に還元してしまうことです。例えば髭◎人を呼べばハーデスの稼働は朝一からMAXで動きますが、それを打っている方々の半数以上は自店の常連客ではない、下手すると軍団に占拠される恐れすらあります。

これはお店によって考え方が大きく二つに分かれます。

常にお客様は循環しているものだから還元先はそこまで気にせずに最後の営業数字の帳尻さえあえば良しとする店長がいる一方、やはりどうせ還元するならば常連客や今後うちの店に再来店して頂けそうな客に優先的に還元していきたいと考えている店長もいます。

私は後者のスタイルで、プロ軍団やらに占拠された機種に還元することが一番非効率な還元と考えています。機種煽り人を呼ぶのに40万前後かけた上でさらに軍団に何十万のお金を払ってトータル100万オーバーの出費で出玉アピールするくらいならもっと別のやり方を考えます。もちろんそのくらいの出費をしてでも出玉アピールをしにいかなければいけない場面というのも確かに存在するのですが、施策優先度は下の下です。

そもそもの話としてこれはまた別の記事でお話したいと思いますが「出玉アピールによる集客効果」というのは年々落ちていますのでそのあたりも理由になります。

 

・機種煽り人の成功例

 過去にまだイベント規制が緩かった時代、月イチイベントで一度だけ某ライターを呼び、その特定機種を全6にした時がありました。しかも台数規模30台で。幸運にも軍団には占拠されなかったもののハイスペックということもあり赤字は機種単体で300万以上。この時は月一イベントの認知度浸透、およびその特定機種を強化していくという店の施策の一環だったわけですが、その日以降、月イチイベントの期待感が一気に上がり、今まで朝イチ並んでも100人程度だったのが400人並ぶイベントまで急成長したのを覚えています。ちなみにそれ以降、その月イチイベントでは一度も全6はしていないのですがそれでも毎月その機種は朝一から満台が出来る状況が2年ほど続きました。

まとめるとライターがくるから設定を入れるのではなく、営業戦略上の中長期的方針があり、いくつかの施策をうっている中の一つにライター来店があって設定を入れた場合はその後の稼働に結びつきやすです。

 

・設定を入れる必要はない

ここまで話すと機種煽り人を呼んだ時には設定を入れた方がよさそうに聞こえますが、今の時代、大量の入場抽選式の地域でない限りは基本的に特定機種は軍団に占拠されます。つまり大赤字をうってもその費用対効果は非常に悪いというのが率直な感想です。

1日に200万円軍団にあげて出玉アピールしてもらうくらいなら同じ200万を使って、2週間特定機種を毎日10万づつ赤字で動かすとか、平日のベースアップを図って客数・客滞を伸ばす方向で施策をうったりとか、機種煽り人の特定機種とは違う一般客がうちそうな機種を全6にするなどした方が費用対効果が非常に高いです。

出玉アピールによる店内の出玉感印象は店への期待感づくりにはとても大事なことではあるのですが年々その効果は落ちてきていて、それよりもっと効果的なことは「自分の勝ち体験」です。軍団に占拠された圧倒的出玉感のあるシマを周りに印象づけるよりも、一般の方が「自分がうっていた台で勝った」という体験の方が何十倍も再来店動機につながります。

お店も慈善事業ではなく商売ですので、しっかりとリターンが見込まれるところにお金をかけていくのは当然。

ただし、機種煽り人がくる日にその特定機種を全①にするといったようなことはしません。ここもバランスが大事なのですが、機種煽り人の特定機種に設定を入れないことが認知されてしまうとそれはそれで呼ぶ意味がなくなってしまうので適度な期待感をコントロールしつつも軍団に占拠されても大赤字にならないような配分で調整を行います。

私が設定配分をしている中で常に意識していることは「プログループから利益をもらうことは不可能に近い、ならば日当が出るか出ないかギリギリのラインでアウトだけ稼いで営業数字底上げしてもらおう」です。高設定を入れたら終日粘られて大赤字、かといって低設定だと早い段階で見切られる。その両者の妥協点を探っていきます。

 

・まとめ

・機種煽り人の効果は絶大に高いが、軍団に占拠されるせいで店は素直にそこに設定を入れづらい状況になっている。占拠されるリスクが少ない環境ほど素直に設定を入れやすい。

・単発のイベントに終わらず、中長期的な施策の一環でそのライターを呼んでいる場合は予算をつけやすく設定を入れられる。「特定機種ライターが来るから今日はこの特定機種に設定を入れよう」などと安易な発想で設定を組むことはない。

  

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