設定付きパチンコの実出率がエゲつない件
こんにちは、なかの人です( ゚Д゚)
ちょうどこの時期は年末の仕掛けを考える時期で、色々と戦略を立てては電卓を弾いて、また戦略を立てては電卓を弾いて・・・の繰り返しで忙しいわけですが、何度計算しても絆とハーデス撤去の売り上げ減少分を新台だけでは補えない。。既存台の稼働を上げないと去年対比マイナスは絶対に避けられない状況となってます。
・単価の高い凱旋と沖ドキの稼働上昇を狙う?
・リゼロなどの6号機新台へ予算をさらに振る?
パチンココーナーにおいても同様の現象に陥っており、
・北斗無双にプロを集結させて補正売り上げを立てる?
・海、北斗無双の次なるメイン機種(恐らく仕置人)に予算を振る?
・単価の高い一発台の比率を多くする?
どれもこれもいまいちパッとしません。
理由は明白で、商圏人口が前年対比で10%以上ダウンしている中で前年よりも単価の低い機種が多くなってきてます。つまり去年と同じ客数にするだけでも結構大変なのにそれを成し遂げた所で売り上げは去年対比マイナス。ざっと計算しただけで客数ベースで20%アップさせないと去年と同水準の売り上げ規模が保てません。
→どうあがいても無理じゃね?って話。
売り上げが立てられないと結局粗利だけ目標達成させていく流れになり、これは自然と利率が高まっていきます。これだけはなんとしても避けたいが・・・
そんなわけで色々と苦悩する毎日を送っている中、本日は釘いじれてしまう設定つきパチンコの設定毎の出率ってどんなもんなの?です。
なお、予め断っておきますが釘はいじったらダメですよー
・最近の設定付きパチンコの流れ
設定別に大当たり確率も違うし、
連荘期待度も違うし、
当然出率も違うし、
設定示唆演出も豊富になってきましたが、現場で設定を使っている感覚からすると、、
設定6以外は際立った反応がない。
これに尽きます。
設定示唆演出が豊富な享楽系は流石にちょっと違った動きをしますがそれ以外の機械に関して言えば設定1~5での稼働・客滞の変化は微差です。むしろヘソあけてやった方が目に見えて稼働が伸びます。
・設定付きパチンコへの苦悩
とはいえ競合店がまだ強く取り組んでいないブルーオーシャンであることから自店においては設定付きパチンコに予算をかけています。過去記事でも触れたことがあると思いますがベース設定を2以上にしたり、設定示唆演出が豊富なものについては平常営業から最高設定を惜しみなく使用する営業を展開していました。
この結果、大体ですが設定付きパチンコ全機種平均の設定毎出率というものが以下のような感じになりました。3カ月くらい前の話です。
設定①:95%
設定②:97%
設定③:99%
設定④:101%
設定⑤:103%
設定⑥:116%
端的に言うと、機種ごとに設定③と④くらいのボーダーで釘を調整し、スロットと同じように設定④くらいから分岐を超えるような内容にしました。
しかしこの結果どうなったのかと言うと、
客の心の声「設定入っているのかもしれないけど、いつ打っても設定①ボーダー以下の回転率で回んねーよ。こっちは設定なんてアテにしていない、どうせ設定1だろ?設定2以上示唆があってもどうせ設定2。だったらもうちょっと回してよ!」
このような声を直接頂いたわけではないですが、そんな反応を感じる営業結果が続きました。こちらとしては毎日ニブイチで設定4以上は使用していたのですがそもそもパチンコに設定という概念そのものが受け入れられる基盤がまだ出来上がっていなかったわけです。
設定を入れているアピールをして新規市場でリードしたい店の思惑
それに反して設定付きパチンコの受け入れが整っていない市場
しかし将来的にはこれが主流になる
色々と考えぬいた結果、一つの結論に至ります。
そや!回した上で、設定使えばいいんや!
・こうして新たな局面へ
回した上で設定を入れる、つまり設定①ボーダー近辺まで回した上で設定を投入すればこれらの問題は解決されます。しかし当たり前ですがそんなことをしたら大赤字になります。何か良い手をないか?そこで私は設定付きパチンコの設定別のアウト・売り・粗利などのデータを全機種分析することから始めました。
その結果、一つの傾向が見えてきました。
メーカー・機種によって設定毎の稼働の伸びが違うことに。
すなわち、特定の機種では設定に反応した結果が得れている一方、それ以外の機種ではまだ時期早々。それならばその特定機種には平日からベース設定高めで配分し、設定6も頻繁に投入。それ以外は設定1ベースでたまに高設定使うくらいでいこうと。その代わり設定1ベースの台はスタート爆上げすることで設定入れたときはボーダープラス10くらいのお宝代に変身させ、設定のありがたみを徐々に浸透させる作戦に。
これにより、設定を入れつつ回す営業が可能になりました。
その結果、直近での設定付きパチンコ全機種の出率は今こうなっています。
設定①:98%
設定②:99%
設定③:101%
設定④:103%
設定⑤:107%
設定⑥:120%
設定①で98%・・・。
なかなかどんでもない出率になってしまいましたが、スロットと違って一人のお客様が1台を粘り倒すことは稀なので出率が100%超えても割数では10割いかない程度で落ち着くことが多いです。とりあえずこの方針で現在3カ月目を迎えました。
するとある日、設定付きパチンコをうっていたお客様から一つの声を頂きます。
「この台、めっちゃ回るな!26くらい回るぞ!しかもすげぇ連荘しているからたぶん設定も良いわ!!」
設定① PFバイオハザード 25回/千円 を打っていたお客様の反応です。
なるほど。とりあえず回る台に座れば粘ってくれる。
そしてそれが出れば高設定示唆とか関係なしで高設定だと思ってもらえる。
つまりスタートを上げて出率を上げることで自然と出玉がついていくから設定への期待が醸成されていく。
これが現在の自店での一つの結論です。
・全国的な出率はどうなっているのか?
では一方で全国的な設定別の出率はどうなっているのか?
某SI〇データをそのまま載せるのはアレなので、そこから数機種を平均した大体の数字だけ言うと、
設定①:94%
設定②:95%
設定③:96%
設定④:97%
設定⑤:98%
設定⑥:110%
設定5以下は100%切る地獄っ!!
スタート落とし過ぎなんや・・。
まぁ、こうなりますよね。エキストラ設定6のおかげで設定6だけ一気に出率が伸びてますがそれ以外は基本的にお店が勝つ仕様です。例えば某設定付きパチンコなんかは設定5でボーダー18回転くらいなのに設定1で18回転の提供値だったりが当たり前になっています。ボーダーマイナス6とか打てたもんじゃない。。。
・個人的な所感
設定付きパチンコは連荘率にも設定差があるため、高設定だと一撃の出玉も大きく伸びる傾向があります。しかしその大きな一撃が終わり即やめすると次の方がなかなか座らないんですね。スロットであればいくら連荘しようが大きな差玉が出ていたら高設定の期待を持って座ってくれる方がいますがパチンコはこうなりません。むしろハマっている台の方が次の方が座りやすい環境になります。
このような環境下だと「高設定使って、一撃即やめ台」にするくらいなら「低設定使って、はまって、粘ってのループで稼働と売り上げを稼げる台」にする方が最善策というのは理解出来ると思います。
つまりまだまだ受け入れの市場が整っていないということ。
・まとめ
・設定付きパチンコの設定狙いをする際にも重要なのはスタート。
・その店が設定を使っているかどうか判定したい際には享楽系の設定付きで判断するのが近道
ちなみに最近出た設定付きで一番甘いと感じるのはリングバースデーです。
①④⑥の三段階しかないんですが設定①でも割と出るし、設定④だとほぼ店が負ける、設定⑥は怖くて使えません笑笑
9/25修正 設定6段階でしたね!甘すぎて上使えませんが。。
ばいばい( ´Д`)ノ~
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