設定を入れる場所に対する店の思惑 前編
こんにちは、なかの人です( ゚Д゚)
本日はどんな考えで設定を配置しているのか、をお伝えしていきます。
昔からの「前日一番出ていない台を上げる」など、前日の稼働状況で次の日の設定を打ち変えるホールは今もあると同時に、イベントが禁止される中でいかに出玉感を出すか?という観点からどこのホールも設定の配置デザインが重要になってきた気がします。
分かりやすくするため配置のパターン別にその思惑を読み解きます。
・ジグザグ型
例えば、低設定を◇、高設定を★としたとき、10台対面の20台設置の場合
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よくみるパターンですね。
稼働の高いホールほどこのジグザグ配置が多いです。
この配置の意図は、「全体的に満遍なく出ている感を出したい」。
稼働が高い状況では有効な分、稼働が低いと高設定が分からず埋もれてしまうリスクを抱えており、「なんだ結局設定入ってないのか」と思われる場合があります。
・カド集中型
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ここまで徹底的にカドに集めるホールはなかなか無いですが、かなりの高確率でカドに高設定を配置するパターンもよくみられます。
この配置の意図は2パターンあり、
一つ目。稼働が弱い状況なので一番稼働が付きやすいカドに入れて確実に高設定を動かし、ついでに出玉を最大限アピールしたいとき。
二つ目。一番出玉が目につく場所に高設定を置くことで出玉アピールはするがそれを餌にして全体としては回収したいとき。一つ目と違いこの場合はカド以外にも稼働がつく目算があるから出来るので稼働が高い状況でやりやすい。
・連続配置型
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これは公約系イベントの「〇台連続で高設定配置」とかでよくやるやつ。
イベントで無かったとしても「並びで高設定を入れる店」という認知がお客様に伝わっていれば非常に有効。低設定台でも高設定の隣はある程度動くし、逆に低設定が高設定に見えてくれればそれ周辺も動くので高設定が分かりづらい機種なんかで使えます。
一般的に高設定の隣の台は動きません。つまりこの配置は客側がどこまでその連続配置を認知しているか店が把握していないと不発になる恐れがあります。成功すれば一般的に動きにくい高設定台の隣の台の稼働を引き上げられるし、出玉も連続して魅せることが出来るので大成功だけど、失敗すると高設定の隣にある別の高設定台が埋もれてしまうリスクがある諸刃の剣。稼働低い状況では絶対に出来ないね!
・中央集権国家型
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カドには置かず、全て中に集めるパターン。
これのミソはカド付近にも1台高設定を用意すること。
シマ中に強烈な4台の出玉を用意し、カド付近にも1台出玉があれば当然ながら別側のカドのほうにも高設定があるかも?と思うかもしれないし、逆に2台だけではなく3台、4台並びで高設定を使っているかも?と客に想像の余地を与えます。
基本的に稼働が高い状況でしか出来ない配置であると同時に「他にも高設定あるかも?」と思ってもらえる店への信用力が試されます。連続配置型同様、基本的には高設定の隣は稼働しづらく、高設定が一台でも不発or埋もれてしまうと意味がなくなってしまうので割と高設定の判別が効くような機種でやりたい配置
・カテゴリー型
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ジグザグ配置と似ているのですが、20台あったら4分割くらいに分けてその4つのカテゴリーに各1台づつ高設定置くような形。
やはり店は連続して空台になるのが嫌です。閑散感が出てしまうので。
なので普段の営業から「ここからここまでの5台の中に1台は入ってるよー」的なイメージで設定を入れることで自然とお客様側も「今5台連続で空台だけど、いつもこのへんには1台高設定入ってるよなー」と座っていただける動機になります。
打ち手が台を選ぶとき、頭の中は数字よりもイメージが先にくるので「このあたりで毎回1台は出ている」みたいなイメージを普段から植え付けておくことが大切。この配置は毎日来てくれる常連の方にちょっとしたヒントを残したい意図もあります。
・まとめ
・カド台の扱いは店の思惑が二通り
・ 多くの繁盛店はジグザグorカテゴリー型配置
次回はさらに一歩踏み込んで、高設定の配置から店状況を紐解いていきます。
ばいばい( ´Д`)ノ~
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